OverTheBorder

ダンスミュージック・シーンの女性新時代を開拓する美しき才媛

ダンスミュージック・シーンで胎動する女性アーティスト、その未来を担うLAビート・シーンの紅一点。

世のなか男女平等とは言うものの、社会的にはまだまだ男優勢な分野が多いのが現実。

政治や経済はもちろん、アートの世界でも歴史にその名を刻む表現者を見てみると男性がほとんど。そこには男女による脳の構造的な違いや社会的な事情など様々な理由が考えられているが、昨今それも少しずつではあるが変わってきているように思う。

 

とりわけ、21世紀以降のダンスミュージック・シーンにおいてはフィメールDJや女性アーティストの台頭が目立っている。まだまだ絶対数的には男性アーティストに格段の分があるがその割合は確実に変化し、多くの女性アーティストが世界中で活躍している。

そのひとりがアメリカはLAを拠点に活動するTokimonstaだ。

 

 

数多くの女性が活躍する中でなぜ彼女を選んだのかと言えば、それはTokimonstaが主戦場としているフィールドとその出自が特異的だから。彼女のサウンドはアーバンな要素を多分に含みながらも、大枠で捉えるならば俗にいうビート・ミュージック。それはダンスミュージックの中でも特にヘヴィでディープで、サウンドの質から言えば男性的。そんな中で男勝りなところを見せつつも、随所で女性らしい繊細さやしなやかさ、さらには美しさを垣間見せ、世界中で高い評価を受けている。ちなみに、彼女は昨年オリジナルアルバム「Fovere」をリリース。Anderson .PaakやKRNE、Kiya Lacy、Jonny Pierceらが参加した本作は、Tokimonstaの今を感じることができる作品となっているのでぜひ聴いてみてほしい。

 

 

また、彼女の名前を一躍世に知らしめた要因となったひとつが、2011年に現代のシーンを牽引するアーティストのひとりFlying Lotusが主宰するレーベルBrainfeeder初の女性アーティストとなったこと。“初”というのはやはり大きなもので、既存の概念を超えたからこそできた勲章。そして、そこから後続が生まれることを鑑みれば、彼女の活動が今後の女性の地位向上と後進に多大な影響を与えるのは間違いない。

 

 

その他にもTokimonstaのトピックは数多くある。たとえば、現行シーンの長者たるDiploやSkrillexとツアーをともにしたり、彼女の楽曲がApple社のCMに使われたことも。さらに、日本との接点で言えば2012年には教授こと坂本龍一とShing02の3人で反原発&大飯原発再稼働反対ソング“ODAKIAS”(逆から読むと再稼働)を作ったりと、思想的な部分でも強さを感じるTokimonsta。

そして、ハイスペックなポテンシャルに加えて、最後にものすごく美人なことも付け加えておきたい。

 

そんな彼女が今後どうOver The Border=概念を超えていくのか、注目だ。

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