OverTheBorder

想像のななめ上をいくセンス、ホリックな魅力はついにグラミーに

デビュー曲がいきなりのグラミー賞ノミネート、世界中で中毒者が続出中のSOFI TUKKERとは……。

有名なところでは“カステラ”。
その他には“ブランコ”、“ビスケット”、“ボタン”、“かっぱ”、“タバコ”などなど……。

 

これは何かと言えば、ポルトガル語が由来となっている日本語の一例。
ポルトガル語といっても日本人にはあまり馴染みのない言語ではあるが、実は日本語になっている言葉は数多くある。

 

そんなポルトガル語詞の楽曲で一躍話題となり、最終的には今年の第59回グラミー賞Best Dance Recordingにノミネートされたアーティストがいる。
その名はSOFI TUKKER。

SOFI TUKKERは、シンガーでギタリストのSophie Hawley-WeldとDJのTucker Halpernにより2014年に結成。グラミー賞にノミネートされた“Drinkee”が末恐ろしいことにデビュー曲となるのだが、それはハウシーなダンスビート×ミニマルなギター×アフロ〜アフリカン〜トロピカリーなサウンドで一躍脚光を浴びた。
そのトラックも確かに新鮮ではあったが、それをさらに加速させているのがヴォーカル。前述の通り今作は全篇ポルトガル語詞で、それがなんともダークでミステリアス。ポルトガル語を知らない者にとってはまるでマントラ、念誦、あるいは詩を朗読しているようなヴォーカルがトラックをホリックに彩り、楽曲により一層の無国籍感を漂わせている。

 

そして、この“Drinkee”と同じ「Soft Animals EP」に収録の“Matadora”もまたポルトガル語詞。しかし、そのサウンド感はまるでフラメンコ。一方で、同EP収録の“Hey Lion”や“Déjà Vu Affair”、“Awoo”は英語詞。しかも、ワールドミュージック感もあったり、なかったりと節操ないことこの上なし。

 

この節操のなさはいかにも現代的だが、ポルトガル語のリリックやサウンドのモチーフのチョイスには独特なセンスを感じるだけに、次にどんな曲がくるのか、そのワクワク感は相当なものがある。

 

実際、今年2017年に入っても“Johny”と“Greed”、早くも2曲をリリースしているのだが、いずれも前作とはまた違ったサウンドを見せている。

 

想像のさらに上、それも斜め上をいくような、既存の概念に縛られることなく音楽をクリエイトするSOFI TUKKER。デビューから1年にしてその独特かつホリックなサウンドに世界中で中毒者が続出し、グラミー賞ノミネートをもってそれがさらに拡大していくことが予想されるが、そんな絶好のタイミングで彼らが『BACARDÍ “Over The Border” Launch Party』に出演決定。杓子定規にとらわれない彼らのサウンドを、そこでぜひ体感してほしい。

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