OverTheBorder

英期待の才媛Anna Straker“アートと関わることで自分の表現を高めている”

オンリーワンのサウンドで一躍注目を集めるAnna Straker。彼女が考える“Over The Border”に迫る!

6、7月にかけて東京、大阪で開催された『BACARDÍ “Over The Border” Launch Party』。
そこで日本初来日を果たした、イギリスはロンドンが生んだ若きシンガーソングライターAnna Straker。弱冠20歳ながら80〜90年代のサウンドとリンクし、なおかつジャンルレスで個性的な音楽性で現地のメディアでも注目を集める彼女が考える“Over The Border(概念を超えること)”、そして、そのオリジナリティ溢れるサウンドの源とは……。

——今回のイベントのテーマは、“Over The Border(概念を超えること)”です。あなたにとっての“Over The Border”とは?

 

「こういったイベントの存在はすごくクールだし、同時に大切なことだと思う。なぜかと言えば、いろいろなクリエイティヴなコミュニティがひとつになることができるからね。私は、みんな各コミュニティごとに分かれてしまいがちだなって思ってる。でも、今回みたいに様々な国のミュージシャンと一緒になるのは楽しいし、みんなのこだわりや違いについて話すことはすごく刺激的なことなの。たくさんのことを学べるし、今後の活動に関してインスパイアされる。私は素晴らしいテーマだと思うわ」

 

——実際にイベントに参加してみていかがでした?

 

「すごくクレイジーでアメイジングだった。私自身、楽しくパフォーマンスできたし、会場の雰囲気もよかったね。今回、このイベントに参加するってことを聞いたときは、本当にビックリした。私はそのときちょうどビデオの撮影をしていたんだけど、マネージャーが“撮影を止めろ! 日本で歌うことが決まったぞ!”って言ってたの(笑)。ここにいることはすごく光栄だし、日本に来るのは今回が初めてだったけど、今ではこの国が大好きになったわ」

——もともと日本にはどんな印象を持ってました?

 

「いろいろなイメージを持っていたんだけど、実際に来てみたら見たことがないようなことが多過ぎてビックリ。たとえば、地面に刻まれたグラフィックだけでもステキよね。できることなら日本に住んでみたいと思ったくらい」

 

——今回のイベントで印象に残っていることは?

 

「Ei Wada’s Braun Tube Jazz Bandのステージは、スゴくエキサイティングだった。あとはDJ SARASAがプレイしながらHiroyasu Tsuriがライヴペインティングをしていたのもヤバかったね。私はライヴアートがスゴく好きで、前に一緒にパフォーマンスしたことがあるんだけど、そのときはスクリーンにどんどんアートが生まれていって……それを思い出して感動したわ」

 

——アートにも興味があるんですね。

 

「大好きよ。気に入った作品は常にコレクションしてる。それに、私も壁とかにドローイングやペインティングをしたりするし。でも、それを家でやると親に怒られちゃうの(笑)。私には全部で6人の兄妹がいるんだけど、姉ふたりはペインター。家族全員が何かしらのアートに携わったり、大好きなの」

 

——アートはあなたの作品にどんな影響を与えていますか?

 

「アートのインパクトは計り知れないわね。私が次にリリースする作品のアートワークは全部自分でディレクションしているんだけど、そうやってアートと関わることで自分の表現を高めているの。ちなみに、次のジャケットには日本語も入れる予定。それがタイトルなんかともリンクしていて、すごくクールに仕上がっているから楽しみにしていてほしいな。音楽とアートは私の中で切っても切れない深い関係だわ」

——では、あなたの人生の中で最大のチャレンジは?

 

「私の音楽はいろいろなものから影響を受けているの。その中で“自分”だけの音楽を作ることは本当に大変だったわ。それは他人から受けた影響をただまとめたものじゃ意味がないし。どんな曲でも自分を表現すること、それをコンスタントに続けることはすごく難しいと思う。でも、次のEPはそれがうまくできたと思ってる。そして、そうやって“自分”が入った曲を聴くとすごく達成感があるの」

 

——その“自分”が入った音楽ってどんなものなんですか?

 

「次の作品にも関わってくることなんだけど、今は電子音楽だったり、昔のゲームとかでよく使われていた8ビットのサウンドを取り入れようと思ってる。私はそういう音をコレクションしているの。そして、シンセサイザーひとつとってもすごくベーシックな、8ビットに最適なものを使ってる。その結果として次の作品は今までよりポップな作品になると思う。8ビットの感覚が入ったポップなサウンド、そこに今までのディープでエモーショナルな部分もしっかりと入れてね。今の私にとってはそれが理想の音楽ね」

——8ビットのような昔のサウンドが好きなんですか?

 

「私はレトロなものに惹かれる傾向があるかな。テクノロジーが世界にどれだけ影響を与えたのかということにも興味があるんだけど、全ては進化の過程なんだと思ってる。音楽を含めて、テクノロジーがいろいろなものを変えていく中で、私たちができることってすごく増えたじゃない。それを実現したテクノロジーが大好きだし、それを育んだ土壌やムーヴメントも好き。そして、何より私が体験していない世代の文化にものすごく興味があるの」

 

——最後に、挑戦し続ける若いクリエイター、アーティストに向けてアドバイスをください。

 

「とにかく根気よくやること。そして、全てが一度に自分に起こるとは思わないこと。やっぱり常に音楽を作ることが大切だと思う。同時に、自分の腕を磨くこともね。だって、それがその人の人生であり、音楽だから。一生懸命日々自分のやれることをやるべきよ」

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